安全登山講習「危急時の対策」 2018.1.6 レポート

2018年1月6日(土)

山で誰かがケガをしてしまったら
あなたはどうしますか
いざという時に役立つ技術を学ぶ講習会


実践法を学ぶ前に机上講座
事故を防ぐために
最も大事なことは何なのか
まずそれを頭に入れておきます




続いて
手持ちのファーストエイドグッズでできる
救急テクニックについて

何気なく持っていたけれど
あまり役立ちそうにないもの
逆に、プラスしておくといいものが確認できました




午後からは野外講習
今回は
おもにツエルトの活用法を学びます




ビバーク時のツェルトの張り方を実践
ペラペラなシートなのに
保温性抜群
しかも、いろいろな活用法があります




最後は、傷病者が出たときの対処法として
ツエルトを使ったラッピング法を体験

救急法は広範囲なので
今回体験できたのはその一部

危急時は、あわてず・できることを・的確に
そのためにも
こうした訓練が役立ちます

いざというときは、必ず来る
そう思って準備しておくことが大切
登山者の常識として
確実に身に付けておきたいものです



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TRACEワークショップ「いため〜ず」2016.2.28 レポート

2016年2月28日(日)
TRACEワークショップ「いため〜ず」
タイトル通り、痛めない歩き方を身につける勉強会です



 
まずは、実際に山を歩いて
歩行姿勢のチェックから




歩き方のくせや体の偏りなどを
動画に撮って分析します




痛みが出やすいのはおもに「下り」なので
階段の下り方もチェックします




その後、室内で
自分の動きを細かくチェックしていきます




トレーナーの大嶋英美さんから
痛みがなぜ起こるのか
骨や筋肉の構造を踏まえて解説




体を痛めないためのドリルも
多数教えていただきました




最後に、再び山へ
学んだことを実践します




途中、痛みが出たときのセルフケア法もやってみます




それぞれの歩行姿勢を再び動画で撮影




たった数時間のレクチャーを受けただけなのに
びっくりするほど歩き方が改善されました


痛みの原因がどこにあるのか
自分だけではなかなか気づきにくいものです。
今回は、それを第三者の目、自分自身の目で確認し
アンバランスな動きの原因である筋肉の硬さをとるワークや
体の構造に素直に動くワークを行いました。
体がほぐれ、意識が高まっただけで歩きは格段に向上しました。

長年の痛み・不快感は、軽減できる可能性は十分あります。
あきらめず、自分の体と向き合ってみましょう。
次回の「いため〜ず」の開催は今のところ未定ですが、
ご要望があれば、秋以降にまた開催します!




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TRACEワークショップ「すべら〜ず」2015.11.28 レポート

「すべら〜ず」は、下りが苦手な登山者のために
姿勢や重心、足の置き方を学ぶ講座です

 
まずは、いつものように下りの斜面を歩いていただきます




その様子を動画撮影




あとで全員でチェックします
自分の歩きを見ることで
思っていたこととやっていることのズレを認識




すべる姿勢・すべらない姿勢の決定的な違いは何なのか
武田ガイドが実演しながら解説します




それらを踏まえて
「滑らない」ドリルを行います



 
前後・左右の重心移動を繰り返しながら
足裏でしっかり摩擦をつくる練習



 
すべらない方法が
わかってきたところで
いよいよ山へ



 
枯れ葉で滑りやすい急な下りは
練習にぴったり



 
コツを理解しているのといないとのでは
歩き方がぜんぜん違います
あとは、この意識を持って、下りを反復練習すること


「すべらない」歩きで学んだ姿勢は、
「痛めない歩き」「バテない歩き」の基本でもあります
ここをしっかり身につけてしまえば、歩行スキルはぐっと上がります
以降のワークショップでも引き続き、学んでいきましょう




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TRACEワークショップ「バテ〜ず」2015.3.21 レポート

TRACEワークショップの第3回目「バテ〜ず」

登山でバテないための歩き方を学ぶ講座です
今回も高尾山で開催




バテない対策にはいろいろありますが
今日は「今すぐできる方法」を学びます




それは「持っている体力をうまく使う」ということです
これなら、体力がない人でも即使えます




大事なのは、できるだけ省エネで歩くこと




1つ目のポイントは重心移動です




重心の下に足が来るように歩きます
そうすることで無駄なエネルギー消費をかなり防ぐことができます




2人組になって
重心移動の感覚をつかみます




実際の動きの中でも再現してみます




2つ目のポイントは、心拍数
変動を大きくさせないことが省エネにつながります
一人ずつ先頭を歩いて適切な歩行スピードを体感します




バテないスピードで歩くのは難しいようで
山頂直下の階段では
案の定かなりのハイペースになってしまいました




後半のパートでは
太ももの力をできるだけ使わずに歩く方法を学んでいきます




無駄に力を入れない歩きができると
「すべらない・痛めない・バテない」
つまりすべて共通しているのです




再び一人ずつ先頭になって歩いてみると
前半よりずっとペース配分がうまくなっていました
歩き方の意識が高まったせいでしょう




下りでも、前もものブレーキを使わない歩きを徹底練習
歩きの質が高まることで
最後までバテずに山を歩ききることができます



「すべら〜ず」「いため〜ず」「ばて〜ず」と
3回シリーズでワークショップを開催してきました。
次回のワークショップは秋以降に開催予定。
楽しい登山でこわい思いや辛い思いをしないように
盤石の歩行スキルを身につけていきましょう。
またのご参加をお待ちしています!




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TRACEワークショップ「いため〜ず」2015.2.7 レポート

TRACEワークショップの第2回目「いため〜ず」
タイトル通り、痛めない歩き方を身につける勉強会です


今回のワークショップの開催場所は裏高尾です




まずは、いつも通りに山道を歩きます




そして、いろいろな場所で歩き方を動画撮影




撮影した自分の歩き方をチェックしたら
「なぜ痛めるのか」体のしくみを学んでいきます




室内編の講師は理学療法士の英美さん
骨格のつくりと衝撃吸収、筋肉と痛みの関係性などをレクチャー




理論を頭にたたきこんだら
痛めない体の使い方、体のゆるめ方のワークを実践




体がリセットできたところで
再び山に繰り出します




実際の山で負担のない歩きが実践できるようになれば
痛みもなくなっていきます




山で行うのは武田ガイドの「歩き方ドリル」
体に負担をかけない歩き方を繰り返し練習します




下りではブレーキ筋を過度に緊張させない姿勢を




斜度のあるところで衝撃吸収する関節の使い方を
徹底的に学びます




山でよくある段差の下り方のポイントもマスター
体の角度を少し変えるだけで負担が大きく変わってきます



習慣化した歩きをわずか1日ですべて修正するのは難しいですが
無意識でしていたことが
痛める原因だったことに気づき、
体の使い方を少しずつでも修正していけば
本来の快適な体に近づけるはずです

「いため〜ず」は、今後も引き続き開催していきます



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