TRACEワークショップ(講習会)

自然対応型ボディをつくる
TRACEワークショップ(講習会)



【TRACEワークショップとは】
登山に必要な技術を基礎から学ぶ勉強会です。
「頭ではわかっているのに、うまく歩けない」
「ヒヤッとすることがよくある」
「もっとうまく歩きたい」という悩みがある方は
この機会に山の歩き方を基礎から学んでみましょう。

山登りは、一歩一歩の積み重ね。
「一歩」の質が上がれば、登山中の事故やけがの予防にもつながります。
来夏の登山に向けた弱点克服トレーニングとしてもお役立てください。


【対象】
どなたでもご参加いただけます。
登山に生かせる「体の使い方」を学びたい方におすすめです。


【参加費】
1回 10,000円〜
*交通費、食事代は各自ご負担になります
プライベートは1日3万円


【募集中のプログラム】
■すべら〜ず
内容:「お猿のように、上手に下ろう」
下りが苦手、こわい、という方におすすめです。
傾斜がきつく、ザレている場所で、どうしたら滑らずに上手く歩けるのか、
姿勢や重心、足の置き方のコツを徹底的に学びます。
以前参加された方も、歩き方の再確認と復習を兼ねてご参加ください。
基本動作をどの場面でどのように使っていくのか
さまざまな登山にいかせる実践的なテクニックをご紹介します。


■いため〜ず
内容:「猫のように、やわらかく着地」
山に行くといつも膝が痛くなる、足首を捻挫しやすい、
首や肩、腰が痛くなる、など、
楽しいはずの登山で、故障が多いあなたにおすすめです。
関節に負担をかけない歩き方のポイントを学び、修正していきます。

【開催日】現在は「すべら〜ず」または「「山ジムウェルネス」の中で講習していますので、そちらにご参加ください


■バテ〜ず
内容:「振り子のイメージで省エネ歩き」
山でバテてるのは「体力不足」だけでなはく、
無駄にエネルギーを消費するような歩きにも原因があります。
「一歩」に消費するエネルギーが減れば
長時間の山歩きでも、バテにくくなります。
今ある体力で、できるだけ効率よく歩くための方法を紹介します。

【開催日】現在は「すべら〜ず」または「「山ジム」の中で講習していますので、そちらにご参加ください


【講師】
武田佐和子
日本山岳ガイド協会認定 山岳ガイド
健康運動指導士

伊藤康子
日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド
ヨガインストラクター


【推奨図書】
「強く美しい体をつくる 登山エクササイズ
山でやせる! はじめてのフィットネストレッキング」



【申し込み方法】
「お申込の前にお読みください」の確認・同意をお願いします

申し込みフォームをメールでお送りください


【申し込み先・お問い合わせ先】
TRACE:info@traceweb.jp


【これまでの開催レポートを見る】
こちら

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すべら〜ず 2020.12.20 レポート

2020年12月20日(日)
すべら〜ず・実践編「猿橋御前山縦走」




山の歩き方を学ぶワークショップ
「すべら〜ず」の実践編
今回は、大月の山で講習です




まずは、バックパックのチェックから
背中の荷物が体の一部になるように
フィットする位置で背負います
登山装備の基本中の基本ですが
意外とできていないことが多いのです




続いてシューズのチェック
ヒモの締め方が不十分だと
シューズの中で足がすべってしまいます
これも基本すぎて盲点になりやすい




ちなみに、すべらないシューズとしておすすめなのが
この「スポルティバ ボルダーエックスミッド」
シューズを変えてから
劇的に歩きが上達したメンバーはたくさんいます




さあ、装備が整ったら
足裏にしっかり体重がのるか確認してみましょう




よくわからないときは、
左右交互に体重移動をしてみるといいですね




足に体重をのせることを意識して
登ってみます




猿橋御前山の山頂は眺望抜群!
風はかなり冷たいけれど
気持ちのいい冬晴れです




ここで、岩場の歩き方練習




一人一人の歩きを
武田ガイドがチェックした後




ガイドの見本




これは、すべら〜ずではお馴染みとなった
「お腹の痛い原始人」の姿勢
お腹を隠すような姿勢になることで
重心が足に乗りやすくなります




できれば、このように上半身はリラックス
首、肩、胸が緊張していると
うまく重心が落ちません
両腕ダランを意識して




これはNG例
すべっちゃうときというのは
大抵こんな姿勢になっています
オーバーアクションで見せていますが
お腹の痛い原始人姿勢と
真逆なのがわかると思います




それを踏まえて
みんなが苦手な「下り」へ
この先は急なザレ場が続くうえ
落ち葉のトラップもあるので
より実践的な練習になりました




ところどころ止まって
すべらない姿勢を再確認したり
動画撮影をして自分の歩きをチェックしたりと
少しずつ、すべらない歩き方に
修正していきます




そして
本日最後の登り




山頂は、またもや大展望
こんな景色を見てしまうと
もっと歩きを上達させて
いろいろな山を楽しみたいという欲が出てきます




大好きな山をもっと楽しみたい
そんな方は、ぜひ「すべら〜ず」をご利用ください




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登山の歩き方ワークショップ「すべら〜ず」2020.3.22 レポート

2020年3月22日(日)
登山の歩き方ワークショップ「すべら〜ず」



「すべら〜ず」は歩き方を学ぶ講習会です




今回は実践編として
皆野アルプス「破風山」を登ります




スタート早々、急な登りが出てきました
しかも落ち葉がいっぱいですべりやすい




葉っぱの下に木の根っこや
浮き石が隠れていたりするので
よく見て




そして、足裏にしっかり体重をのせます
体重がのっていないと摩擦が弱くなるので
ズルッとなります




足裏に体重をしっかりのせるには
鉛直方向に体重がかかるようにします
その場バウンスやゆらゆら歩きをして
鉛直方向を確認するといいでしょう




ぽかぽかの陽気
まだ3月だというのに
山は新緑前のような装いです




少し歩いたところで
全員の歩きを動画で撮影
それをガイドと一緒にチェックして
修正点を確認し合います




ほとんどの人が「やっているつもり」と「実際にやっていること」
にだいぶズレがありました
修正イメージを頭に入れて、また歩いてみます




このワークショップに何度か参加しているメンバーは
だいぶ「足に体重をのせる感覚」をつかんできています





登っては下り、下っては登るを何度も繰り返しながら
チェックと修正を重ねていくと




今日、初めて参加したメンバーも
だんだん足に体重が乗ってくるようになりました





そうこうしているうちに
破風山の山頂に到着
展望抜群ですが
今日は強風のためあまり長居ができません




ここからは乾燥したザレ場の下り
傾斜もそこそこあるので
今日の講習のクライマックスになりそうです




最後に再び動画撮影
最初の歩きと比べてみると
今日1日の「気づき」が歩き方に反映されているのがわかります

「何度も参加していて、今日やっと体重が乗る感覚がつかめました」
というメンバーの声
そうなんです
なかなか1回では、感覚がつかめず
何度も繰り返し練習する中で自然に身体が覚えてくるようになります
だから、焦らず繰り返すことなのです
でも、一度覚えてしまうと、あとは自転車乗りのようなもの
もう忘れません
そうなれば、あとはブラッシュアップ!
よりすべらないように技術を高めていけばいいのです





風がよけられるところで最後の休憩
今日は結構歩いたので
脚のケアもしておきましょう
歩行スキルを上げるだけでなく
こうしたコンディショニングも快適登山には大切です
歩き方にくせがあると(多くの人はそうです)
特定の筋肉に負担がかかる傾向があるので
下山後のボディメンテもお忘れなく



次回のすべら〜ずは、4月25日(土)に開催します。
次回も実践編なので、しっかり歩きます。
もちろん基礎のおさらいもしますので、初めての方でもOK。
ふるってご参加ください!




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安全登山講習 2020.3.1 レポート

2020年3月1日(日)
安全登山講習「危急時の対策を学ぼう!」



もし、山でケガをしてしまったら?
同行者が歩けなくなったら?
登山中の危険とその対策について学ぶ講習会です




まず、山での危険とその対策を念頭に入れたうえで
救急セットには
何を用意しておくべきかなど
みんなで確認し合います




最低限必要なものに絞りたい
それには、どんなものが適しているのでしょうか




捻挫して歩けないときの
応急処置法や




骨折に関する正しい知識も
あらためて確認




簡易ツエルトを持っていたメンバーは
実際に広げて、その有効性を確認
見た目以上に保温性があるようです




数人用のツエルトは
山の中で組み立ててみました
ポールや周囲の木などを利用して設営します
これも慣れないと手間取りそうです




最後は救急搬送法
ザックで担架をつくり
ケガをした人をみんなで運ぶという想定です




いざというときは必ずきます
ファーストエイドキットやツエルトは
持っているだけでなく
正しく使えるようにしておくことも大事だということがわかりました


備えあれば憂いなし!
いざというとき慌てないために
登山者一人一人が高い意識をもっていることが重要です
こうした講習会があれば、積極的に参加して、
経験と知識をアップデートされることをおすすめします





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登山の歩き方ワークショップ「すべら〜ず」 2020.2.11 レポート

2020年2月11日(祝)
登山の歩き方ワークショップ「すべら〜ず」戸倉城山


滑らないための歩き方を学ぶ講習会「すべら〜ず」

今回はザックの背負い方、シューズの選び方など
スタイルチェックから始まりました
一見、歩行技術と関係なさそうですが
じつはとても大事なのです



たとえば、ザックの背負い方がよくないと
身体の重さがうまく足に乗らず、滑る原因になるります
シューズも同様で
履き方次第で滑りにくくなるのです




一番時間を割いたのは
足に体重を乗せて歩く練習
ただ地面に足を置くだけでなく
体重をしっかり乗せることがポイント





それには、いくつかのポイントがあります
そのポイントを何度も繰り返し練習しながら
身体に覚え込ませていきます





これは、省エネで登るテクニック
斜面に対し、足の向きを変化させ
ふくらはぎへの負担を減らします



 

今日学んだことを何度も歩いて練習
少し時間はかかりますが
やがて意識しなくても自然にできるようになっていきます

ということで次回は、
歩きの基礎を生かした
より実践的な歩行技術を学んでいきたいと思います

次回開催は、2020年3月22日(日)です
ぜひご参加ください!




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