奥秩父主脈縦走 2017.5.4-7 レポート

長い休みがとれたときにしか行けない山、
歩けないコースがあります
そのひとつが「奥秩父主脈」
奥多摩から瑞牆山まで続く約70kmの大縦走路を
GWの4日間、テント泊で歩いてきました
例年より多い残雪、雨や雪が降る可能性もあるなか
至上最強な山行となりました


DAY1・5/4(祝)
新地平バス停ー雁峠ー笠取小屋(テント泊)

当初は、奥多摩のサオラ峠から入山する予定でしたが
甲武信岳から金峰山あたりの残雪が例年より多いということで
1日目のコースを大幅にショートカット


塩山駅からバスで1時間
新地平バス停がこの旅のスタート地点になりました




ついに大縦走の幕開き




3泊4日のテント泊
軽量・コンパクト化につとめたつもりでも
60リットルザックはパンパン
総重量は15kg超




慣れない荷物を背に
沢沿いの林道をゆっくりトレッキング




3時間半ほどで眺望の雁峠
初日にしてこの絶景
ワクワクがおさまりません




あまりにも気持ちいい場所なので、しばし…
背中に地熱を感じます




そろそろ行かないとね
本日のテント場まで、もうひと頑張り




笠取小屋に無事到着
テントを張り
1日目の行程終了を祝います




今日だけは
ちょっと贅沢させていただきますね




夕日が山肌を照らす時間帯
美しさにうっとりしつつも
気になるのは明日の空
どうか晴れますように…




DAY2・5/5(祝)
笠取小屋ー雁峠ー雁坂峠ー破風山避難小屋-甲武信小屋(テント泊)


朝5時前にテントを撤収して
行動開始




笠取山越しのご来光




さらに高度をかせぐと
富士山の姿も見えてきました




この縦走中、最長距離を歩くことになる本日
覚悟してゆかねば




稜線に出ると風は意外とおだやか
なので、本日2回目の朝食を




富士山も特等席で観賞




甲武信ヶ岳に続く稜線
この尾根をずっと歩いていくことになるのです




「雁坂峠」まで来ました
ここに来ることも、この旅の楽しみでした




南アルプスの三伏峠、北アルプスの針ノ木峠とならぶ
日本三大峠のひとつだそうです




雁坂峠から先は
シラビソの縞枯れ現象
北八ヶ岳を思い出します




行動開始から7時間半で東破風山のピーク
今日は午後から雨の予報
雲がだいぶ増えました




破風山は東と西にピークをもつ巨大な双耳峰
甲武信ヶ岳に向かうには
西破風山も越えなければなりません




西破風山から下ったコルで作戦会議
今日はこの避難小屋に泊まってもいいんだよ、どうする?




迷ったあげく
あと2時間歩いて
予定通り「甲武信小屋」へ向かうことに




が、その決断を早々に後悔
半端なくきつい…




でももう
登るしか…




DAY3・5/6(土)
甲武信小屋ー甲武信ヶ岳ー国師ヶ岳ー大弛峠(テント泊)


おはようございます
ただいま午前4時半
甲武信ヶ岳の山頂です




縦走3日目
本日も先を急ぐもので
ご来光は樹林帯の中で拝ませていただきます




昨日ヘトヘトで甲武信小屋につき
テント設営、夕食と
やるべきことを済ませるとあっという間に19時半
即効寝袋にもぐりこみ、今朝は2時に起床しました




昨日に続き
枝をかき分けかき分け進んでいきます
荷物が大きいので、こうした道は苦労します




でもそんな苦労も吹き飛ぶ
素晴らしい絶景とまたご対面




右奥にゴールの金峰山も見えてきました
左手の山は
本日越えねばならぬ国師ヶ岳
昨日の破風山に匹適する大ボスです




国師ヶ岳へは
一度コルに下って
そこから大きく登り返していきます




ここらあたりで
踏み抜きがだいぶ多くなってきたので




ワカンを装着することに




甲武信ヶ岳から先はワカンが必須と聞いていたわりには
ここまでの6時間、ワカンなしで歩いてこられました
でもこの先はさすがに厳しそう




行動開始から9時間
テント装備、踏み抜き、アイゼン+ワカン装着などにより
通常の登山の倍以上もの体力を消耗しながら
亀のようなスピードで歩いております




ああ…やっと…国師ヶ岳につきましたよ
本日最後のピーク
そう思ったら、俄然元気が出てきました




元気よく大弛峠まで下り
縦走最後の夜を迎えます
寂しさと安堵感
長く山に入っていると複雑な気持ちになります

この夜、予報よりだいぶ遅れて雨が降り出しました
午後には降られると思っていたので
こらえてくれた雨雲に感謝です





DAY4・5/7(日)
大弛峠ー朝日岳ー金峰山ー大日岩ー瑞牆山荘

おはようございます
縦走最終日の午前4時
全員元気に大弛峠を出発です




今日も森の中でご来光




天気は快晴




縦走中、何度も見た富士の絶景
昨日と今日でまた違う




だから
いつも新鮮な感動があるし




いつまでも
見ていたくなる




ビューポイントから目を凝らしてみると




金峰山の五丈石が見えました
確実にゴールは近づいています




さあ、この樹林帯を登りきれば
大展望の稜線ですよ




出ました




ここからは空と雲の世界




金峰山山頂まで
至福の空中散歩




この岩をくぐると




金峰山の頂上です




そこから岩場をつたって




五丈石へ




気が遠くなるほどの距離を歩いて
ようやく最終ピークにだどりつきました




あんなに小さく見えていたこの石も
今は目の前




奥秩父主脈は瑞牆山まで続いていますが
わたしたちは金峰山で下山
単に4日間山を歩いた充足感とはまた違う
文字通り、山あり谷ありの44km縦走でした




身体は満身創痍
マインドはフルネス
一緒に歩いてくれたみんなに
ありがとう



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残雪の木曽駒ケ岳 2017.4.29-30 レポート

2017年4月29日(土)-30日(日)

中央アルプスの主峰
木曽駒ケ岳(2,956m)に登頂する2日間
残雪の山をたっぷり楽しみたいと思います


DAY1・4/29
千畳敷カールーホテル千畳敷

2,600mの千畳敷カールまで
ロープウェイで一気に登ってきました




午後から天気が崩れるため
今日は千畳敷カールにとどまって雪上訓練




雪崩に備えた訓練とその道具の使い方を習得
このあと、予報通り天候が崩れ、雷になりました




DAY2・4/30
千畳敷カールー木曽駒ケ岳山頂ー千畳敷カール

午前4時
雪が固いうちに駒ヶ岳山頂を目指して出発




だんだんと夜が明け始め




朝日を見ながら
山頂を目指します




先行者はいません
トレースのない神聖な山に
私たちだけがいます




6:20分 木曽駒ヶ岳登頂
強風ながら視界は良好




順調に下山して
8時前には千畳敷カールに戻ってきました




ただいま!
頂上を踏んできたよ




始発のリフトが着くなり
斜面には登山者の行列ができました
日帰り登山も不可能ではありませんが
高度順応と静かな山を楽しむなら
1泊2日がおすすめです



 
雪山から下りると
ふもとの里は春でした




山の余韻とともに
地元のグルメと桜を楽しんでから帰ることにします




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残雪の唐松岳 2017.4.22-23 レポート

2017年4月22日(土)-23日(日)
北アルプス・唐松岳
残雪期ならゴンドラリフトを利用して登れる身近な雪山です



DAY1・4/22
八方尾根ゴンドラリフトー八方池山荘

ゴンドラリフトで八方池山荘へ
午後は、周辺で雪上訓練
雪山技術をしっかり身につけてから明日に臨みます




それにしても、いい天気
明日のアタックに期待が高まります



DAY2・4/23
八方池山荘ー八方池ー唐松岳ー八方池山荘ー八方尾根ゴンドラリフト

朝日とともに
唐松岳へ向けて出発



雲海から昇る朝日




ピンク色にそまる斜面




山の朝って
ほんとうに素敵だ




早朝だったせいか
雷鳥にも遭遇




全部がキラキラして
夢のよう




一方、風は強さを増すばかり
進む方向にすさまじい雪煙が上がっています




耐風姿勢をとりながら
風が止む瞬間をみはからって進んできたものの
ここに来て、止む間がほぼなくなってきました




このままでは体力が奪われてしまうと判断
やむなく下山することにしました




少し下るだけで風はおだやかに
地形により山の姿が一変することを身をもって体験

アタックこそできなかったけれど
最高の眺望を楽しむことはできました
来年は必ず、あの頂きへ!


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安達太良山 2017.2.22-23 レポート

DAY1・2/22(水)

今年もこの山にやってきました



昨年、2回登ったうちの1回は
強風と視界不良で登頂を断念しているので

1回目(2016.2.18-19)登頂成功


2回目(2016.2.20-21)登頂断念




今度こそは
と再登頂を願うメンバーも参加しての
2017年安達太良山




雪は
昨年よりだいぶ多め




天気も
本日は奇跡的に良好
昨日は吹雪、明日も吹雪の予報が出ています




つまり、アタックチャンスは今日!
視界良好のうちに山頂を目指します




高度を上げるにつれ




全方向に
雄大な景色が広がり




移動日のハードなアタックでも
高揚感が身体を押し上げてくれます




先行者のトレースのおかげで
なんとか時間内に登頂できそう




昨日はかなり荒れていただろう雪の大地
今日は風もなく、いたって穏やか




さあ、山頂まで
もうひといき




山頂直下でワカンからアイゼンに履き替え
短い岩場を登りきると
祠のある安達太良山山頂




やっと
ここに立てました




強風の山頂は早々に撤退
下山中、名残惜しさで振り返れば
ダイヤモンド安達太良




登頂の達成感と充足感で足どりも軽い
気づけばもう「くろがね小屋」です




荷をほどき




真っ先に向かったのは
66度の源泉が湧き出る温泉
冷えた身体が芯から温まります




「湯冷めはさせないよ」と
だるまストーブの仕事っぷりも素晴らしい




夕食は、うわさに聞く名物カレー
「おかわり自由」なのに
チャレンジできたのは2回まで
おやつ食べなきゃよかったよ




登頂を祝ってカンパイ
大竹ぶどう農園のオーガニックワインが小屋で手に入ります



 
心落ち着くランプの宿
時間の流れもゆっくりに感じます





DAY2・2/23(木)

今日は下山だけなので
山の朝にしては
かなりゆっくりめで支度中




気温は0度
思ったほど寒くない
でもその分、雨になってしまいました




山頂方面はグレー
昨日、登頂しておいてよかった




しばらく下ってくると
幸い、雨が雪に変わり
青空も見えてきました




朝、苦戦した[アイゼン+ワカン]のセット
これ、最強コンビです




時間はあるので
雪の斜面で遊びながら
麓へ下っていきます




登山口まで下りてくると
天気は100%回復
猛吹雪の中の下山を覚悟していただけに、よかった




昨日、雪をつけていた幹が雨で洗い流され黒々
森の表情は刻々と変化しています




アフター登山は
岳温泉で栄養補給




フレッシュな豆乳もいただき




みそまんじゅうは…お土産にします
これも食べたら
本日、確実にカロリーオーバーですから



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はじめての岩登り「室内ジム」 2017.2.13 レポート

岩場鎖場の練習ができない冬季限定「室内」ジムでの岩登り講習
今年、槍、穂高、剱などの岩稜を目指す人に向けた練習会です


ロープをつけてピナクルを登ったり




小さなホールドに足をのせながら
登っていく練習をします



高度に慣れるのも練習の一環
最初は怖くても、回数を重ねるうちに慣れてきます
室内ジムでの講習は、3月まで毎月開催
まずは室内で夏山に向けた練習を始めてみませんか




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