奥穂高岳ツアー 2014.8.22-24 レポート

1日目

穂高の玄関口「上高地」
ここから稜線が見えると、やはりテンションが上がります
数日前までずっと雨だったとは思えないほどのまぶしい青空です




こんなに気持ちよく晴れているのに
天気予報では、明日から大雨
それも、かなり高い確率なのです




登頂日前夜の横尾山荘
話題は天気のことばかり
目指すオクホに登れるのか、不安がつのります



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2日目

明け方、どしゃ降りだった雨が
午前4時の横尾出発時には小降りとなり
本谷橋へ向かう途中で、完全にあがりました




東の空はうっすらオレンジ色
雲の切れ間も、少しだけ見えています




予報に反して、その後も天気はどんどん回復し
気づけば、上空の雲はほとんど消えていました




どうか、どうか、お昼過ぎまでもってください
はやる気持ちをおさえつつ、涸沢へと向かいます



 
涸沢に到着すると
雲一つない空とともに
穂高の稜線が手招きしてくれていました




そこまで、行きます!
待っていてください!




パノラマコースは、ハクサンイチゲのお花畑
もう、美しすぎて、言葉になりません




ここは天国か桃源郷か
大自然がつくりだす夢の世界を抜けて、アルプス一万尺へ




夢から現実へ
まもなくザイテングラードの取付点
いよいよ核心部が始まります




取付点で全員ヘルメットを装着
慣れない装備のせいか、ちょっと緊張ぎみ




とはいえ、上へ上へ、前進あるのみ
だって、こんなに晴れるなんて奇跡だもの




大きな段差の岩場を、ぐんぐんぐんぐん
心拍数が一気に上がります




穂高岳山荘に着きましたが
目指す先は、さらにこの上
さっそく、登頂準備にとりかかります




誰も予想しなかった
晴天のアタックチャンス




少しずつガスがあがってきているものの
オクホの山頂は、もうすぐそこです



 
到達!
青空に迎えられて、無事登頂しました!




本当にラッキーでした
山の神様、お天気の神様に感謝です




風穏やかで、陽射し暖かく
至福の山頂は、この瞬間から忘れえぬ思い出に




穂高岳山荘のヘリポートでサンセット
沈む太陽に、今日の1日を感謝



 
ダイヤモンド笠ヶ岳
お金で買えないダイヤモンド



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3日目

サンセットを見た場所から
サンライズも見たかったのだけど
それは欲張りというものでしょう




最終日の今日は
すっかりガスに覆われてしまいました
昨日のうちに登頂できて本当によかったと
あらためて思います




横尾まで下ると、太陽が顔を出しましたが
この1時間ほど前は
バケツをひっくり返したような大雨が降りました




登頂という勲章をお土産にできた私たちですが、
これほどラッキーな登頂は、そうそう起こるはずがありません
奢らず、真摯な気持ちで
またこの穂高に戻って来ましょう
今度は、また違う目標を胸に



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