バリエーション登山「前穂北尾根」2022.9.20-21 レポート

2022年9月20日(火)-21日(水)
バリエーション登山「前穂北尾根」



<9/20・上高地〜涸沢小屋>


出発直前までやきもきさせられた台風は
今晩中に温帯低気圧に変わる予報




雨を覚悟した
上高地から涸沢へのアプローチ
結局、1滴も降られずにすみました




台風の影響なのか
涸沢は
幻想的な景色が広がっていました




その後、みるみる天候は回復
涸沢小屋のデッキから
明日登る前穂北尾根をしかと確認





<9/21・前穂北尾根〜上高地>


まだ暗いうちに
涸沢小屋を出発
長丁場の1日が始まりました




5時半
稜線のモルゲンロートを見ながら
5・6のコルへ




前穂にも
朝日が差し始めました




5・6のコルで装備をつけて
「北尾根」の始まり




まずは5峰
その堂々たる姿に
「どうぞお手柔らかに」
とお願いしたくなる




緊張しながらも
楽しく登ってきました

続いて4峰!
全貌がよく見えています




佐和子ガイドから
「後ろを見てごらん」と言われ
振り返ると
槍ヶ岳と雲海




穂高の稜線もほぼ目線
改めて
すごいところに立っているんだと感動




先を行く佐和子ガイド
えーそんなとこも
登ちゃうのぉ〜?




無我夢中で岩をつかみ、足をのせ
4峰ピークへ
ここからコルへ下るのですが
足元はガレガレ




3・4のコルで少し休憩して
いよいよ3峰にチャレンジ




またもや
緊張ぎみにスタート




途中で後ろを振り返ると
越えてきた4峰が見えました
後続パーティーがちょうどピークに




緊張と集中
ドキドキワクワクしながらの3峰
ガイド登山だからルートは明確
登ることだけに集中すればいい




2峰のピークからは懸垂下降
ほんの5、6mほどですが
集中してのぞみます




それが終わると
山頂まではビクトリーロード
前穂高岳、登頂です




大きな達成感とともに
山頂から北尾根を振り返ってみる
わー、ギザギザ
あそこを登ってきたんだね




前穂高岳の山頂からは
岳沢側に下って上高地へ
そこから帰宅します

じつは、この岳沢の下りが
この日いちばんの核心でした

前半はワクワクの岩稜登山
後半はスタミナ勝負
前穂北尾根は
なかなかのタフルートですが
穂高オールスターズに囲まれたときの
あの興奮は
下山後もずっとずっと残っています

技術と体力をつけて
来夏はぜひ
このドリーム登山にチャンレジを!


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