ワイルド雪山 2021.3.18-20 レポート

2021年3月18日(木)-20(土)
ワイルド雪山雪洞泊3days


<DAY1・3/18>

雪洞泊の第2弾は「会津駒ヶ岳」
今回も大荷物を背負ってスタート




1泊増えたにしては
ちょっと重すぎやしませんか




ワイルドツアーに必要なもの
それは、体力とサバイバルする意気込み!




お天気と眺望も
強力なサポーター




そのおかげで
700mほど標高を上げることができ
目星をつけていた雪洞泊地点に




雪質・環境ともに適地が見つかり
雪洞掘りが始まりました




掘って、かきだす
掘って、かきだす
この作業の繰り返し




前回より雪が固いので
思ったより時間がかかっています
歩荷の後だけに体力的にもキツくなってきた




気づけば
こんな時間




今日は寝るスペースだけ確保して作業終了
残りは明日に




それぞれの個室に荷物を入れ
遅めの夕食
移動して、歩荷して、雪掘って
パンチの効いた1日だったけど
おいしい山ごはんで元気回復
ワイルド雪山、楽しくなりそうです




<DAY2・3/19>


今日もいい天気!
これから
会津駒ヶ岳の山頂を目指します




昨日、標高を稼いだおかげで
時間はたっぷり




景色を存分に楽しみながらの
贅沢登山となりました




群馬・新潟・福島の山々が
ぐるっと見渡せて
それはそれは
心地いい稜線歩き




山頂に続く広大な雪面
夏道の木道は
この雪の絨毯の下に隠れてしまっています




会津駒ヶ岳の頂上です
思わず全身を広げたくなる開放感




いつまでも眺めていたい
360度の絶景




両手を広げたら
飛んで行けるかな




春の太陽と雪と空
全部がまぶしい
やっぱり雪山ってキレイだな




雪洞に戻ってきて
ワイルドカフェで一服




メンバーが持ってきてくれた
スイーツ
今回は食事が豪華です




エネルギーチャージした後は
雪洞のメンテナンス
スペースを広げたり内装に手を加えたりして
居住性を高めます




で、こんな感じになりました
昨日よりだいぶ広くなりましたね




荷物の収納棚を充実させて
より快適にリフォーム




こちらの部屋にはテーブルを設置




食料が尽きるまで
何日でも暮らせそうよ




といっても明日は下山日
雪洞暮らし最後の夜を楽しみます




<DAY3・3/20>

翌朝6時
穴雪から出てみると
感動的な景色が広がっていました





雪洞の中より
日なたのほうが暖かそうなので
朝食は外でとることに




まずは
水づくりから




あったか鍋に麺を入れて




ロースターでパンを焼いて
ブルスケッタに




余った行動食や食材は
荷物にならないように平らげます




朝食が済んだら
パッキングして下山です




その前に…
大事な儀式!




雪洞の解体です
しっかりつぶして帰ります




住み慣れた我が家とのお別れ




食料の代わりに
3日間の思い出をザックに詰め直し
名残り惜しく下山




急斜面と格闘しながら
登山口に帰ってきました

住まいも飲料水も雪からつくり
普段とは時間の質がまったく違う雪洞生活
だからドキドキワクワクするのです
この刺激と充足感はくせになるようで
また、おかわりが出ちゃいました
そして、その場で即
初夏の「ワイルド沢」開催決定!

ん〜
楽しみなような
こわいような…


写真協力:K.Sugisawa、M.Watanabe


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