のんびりキャンプ&皇海山 2017.9.30-10.1 レポート

DAY1・2017.9.30(土)


テント泊体験と百名山登頂を楽しむために
群馬県「グリーンパークふきわれ」にやってきました




今日は、テント泊講習会
テント設営法を基礎から学びます




講習内容を踏まえて
一人でテントをたててみます




いろいろな種類があるマット
特徴を理解したうえで、実際の寝心地もチェック!




シュラフも多種多様
実際に寝てみて保温性の違いを体感




登山中の疲労度を大きく左右するパッキング術
底をしっかりつくるのがポイントです




60リットルザックに全ての荷物をつめたら
背負ってみます
見た目より背負ったほうが軽く感じるかも




そろそろお腹が空いてきました
ここからは、クッキングタ〜イム♪




直火OKなので
焚き火で肉や野菜をグリル




日が暮れて
いっそうキャンプの雰囲気が出てきました




焚き火缶で
ポトフをコトコト




うん、ゆるぎない美味しさ
キャンプ食の定番ですね





月光、ファイヤーショー
標高650mのキャンプ地にはサプライズがいっぱい
夜もさほど冷え込まず
はじめてのテント泊体験にふさわしい場所でした





DAY2・2017.10.1(日)


2日目は登山
日本百名山の「皇海山」に登頂します!





じつは、登山口までの道がかなりワイルドで
歩き始める前に体力・気力を消耗してしまったのですが(車に乗っていただけ)
気を取り直して、スタート!




笹のトレイルに
木漏れ日が差し込んで気持ちいい
アプローチの疲れが吹き飛びました





何度か沢を徒渉し
最後は沢の中を登りつめます




稜線に出る前は
ロープがかけられた急登が連続
百名山、侮れません




頭上に広がるダケカンバの紅葉
標高もだいぶ上がったのでしょう




稜線に出ました
縦走路の背後にはギザギザの鋸山
やはり紅葉が始まっています




皇海山(すかいさん)から仰ぐブルースカイ
これが見たかったの!




風が冷たく感じるようになった頃
2,143mの山頂に着きました




日光国立公園に属する皇海山
山頂からは日光白根山、男体山などがのぞめます




同コースで下山
この山一番の眺望は
やはりこの「スカイ」ポイントですね





下山は約2時間
思ったより手強い山でしが
7月の荒島岳に続き、レアな百名山をまた1座クリア!

あ…
なんだかレア百名山がクセになりそう…







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沢登り「秩父・尾ノ内沢渓谷」2017.9.24 レポート

2017年9月24日(日)


今年から始まったTRACE沢登り
今回は秩父・尾ノ内沢渓谷を登ります




この吊り橋を渡った先で
沢に下ります




ジャバジャバ〜
水に入る瞬間は
いつもちょっと勇気が…




いったん浸かってしまえばもう平気
遡上開始!




早くも
水流の強い岩場が現れました




苔むした岩場も続出




水流に押し返されないように
岩をとらえて登っていきます




9月下旬なので
前回よりも保温性の高いウエアにしました
着たときは暑かったけど
水に濡れるとちょうどいい




沢シューズのフェルトソールのおかげで
濡れた苔の岩場も安心して進めます
それでもツルツルの岩場はちょっとこわい




登山道にはない渓谷美
どんどん魅せられてしまう




この滝は手強そう
核心部でしょうか




ロープで確保してもらってトライします




ぷはぁ〜
水が顔にかかる〜




ミニ滝との格闘が続き
飽きることがありません




この滝は、ちょっと無理…
巻くことにします




ここは登れるようです



 
そしてフィナーレ




初心者でも
頑張れば登れなくない
それが、とても楽しいのです




3時間弱の遡行は、あっという間
体はほどよく疲労し
心は果てしなく爽快
敷居が高く思われがちな沢登りですが
文句ナシにおもしろい
来シーズンが早くも待ち遠しい



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不帰キレット 2017.9.20-22 レポート

DAY1・9/20(水)
猿倉〜白馬鑓温泉

旅の起点
白馬・猿倉




低気圧の影響で
9月上旬だった出発が2週間延期となり




山はすっかり色づく季節に




それはむしろうれしい誤算
まさか
紅葉越しの白馬三山が見られるとは




天気といえば
今晩から明朝にかけて稜線が荒れるとの予報
そこで本日は、稜線に上がらないコースに急きょ変更




あの斜面に建つ白馬鑓温泉小屋が
本日のゴール地になりました




鑓温泉まで
落石に注意しながらガレ場を進みます




沢もいくつか横断し




ラスト20分から
度肝を抜く急登




4時間くらいしか歩いていませんが
ヘトヘトです




それでも頑張れるのは
お花のおかげ




この時期まで雪渓が残るこの場所では
初夏のように高山植物が広がっています




ゴウゴウと湯気のたつ川が見えたら




白馬鑓温泉小屋です




私たちは
安心安全の内風呂へGO!




標高2100mの天然温泉
とってもあったかいです
ありがたいです




小屋到着直後から降り出した雨
明日のお天気が気になるな…




DAY1・9/21(木)
白馬鑓温泉〜唐松岳

無事だった…
台風クラスの風雨が小屋を襲い
屋根が吹き飛ぶか、小屋が崩れるか
ドキドキヒヤヒヤで過ごした一夜




それがうそのように
今朝は穏やかに晴れています




稜線には風が残っているようなので
出発を少し遅らせ
不帰キレットを目指します




高度を上げるにつれ
霧と風が出てきました




でも、こんな日は
ひょっとしたら
ひょっとするかも




いた〜
雷鳥3羽、わかりますか?




雷鳥に元気をもらったものの
稜線付近の強風にめげそうなメンバー




しかし
それも15分足らずのことでした
天候はみるみる回復し




じゃーん
このとおり!




修繕中の天狗岳山荘に着く頃には
すっかり青空
ガスって見えなかった白馬鑓も
背後にくっきり見えています




稜線に登り返すと
剱岳の山頂が顔を出していました
わ〜テンション上がる




その先の天狗尾根は
ポカポカるんるんの稜線散歩
さっきまでの厳しさを体が覚えているせいか
この穏やかさがホント有り難くって…




「天狗の頭」を越えると
不帰キレットの入り口




ガレ場の急斜面
「天狗の大下り」




コルまで下って
不帰キレット第1峰へ
ちょっと緊張してきた〜




ドキドキしながらも
1峰までは
難なく来られました




さあ
核心部はこの先です




空中にかけられた
ハシゴを渡り




斜度のある岩場を
ぐんぐん登り




バランスをとりながら
この岩場を回りこめば




2峰南峰です




無我夢中で歩いてきた
1峰からの道を振り返ります




気持ちをリセットして
ラストの3峰へ




3峰は巻き道で危険箇所はほとんどありませんが
最後は結構な登りです




そして、ようやく
不帰キレットの終点
唐松岳山頂が見えてきました




ゴォォール!
2年前には、爺ヶ岳からここまで歩き
今回、その先がつながりました




この日見た夕焼けは格別でした
無事歩ききった達成感と安堵感
今ここでしか体験できない美しさ





DAY3・9/22(金)
唐松岳〜八方

最終日の夜明けも
美しい光と雲で彩られました




昨日歩いてきた
不帰キレット、唐松岳も赤く染まっています




これほど完璧なご来光は久しぶり
すべてに、ありがとう




9月下旬、標高2600mの稜線
冬がすぐそこまで来ています




ピカピカの空の下
雲海を楽しみつつ下山




あまりにも雲海がキレイだったので
特等席で見せていただくことに




いつまでも
この景色の中にいたいけど




下りるからこそ
ここが特別な場所になることも知っている




今朝のチングルマは
ふっさふさ




ほんの3日で
さらに季節が進んだようです




ダケカンバの森にも
赤色の割合が増えてきています




うっすらと紅葉が始まった八方池も
少しすれば真っ赤に萌え
やがて白銀の世界へと変わるのでしょう
刻々と姿を変えるから
山は美しくもあり厳しくもあるのです


TRACEの夏山プログラムは
この不帰キレットをもって終了となりました
気持ちは、もう秋山
紅葉の山でまたお会いしましょう!




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「大キレット」リレー登山 2017.8.15-17、8.18-20、8.29-31 レポート

北穂高岳と南岳の間にある「大キレット」
切れ落ちた難所が続くこの縦走路に
6名のメンバーが挑戦しました
1組2名のチームで、全3班
2017年の夏は好天が続かず、縦走が危ぶまれるなか、
3班すべてが無事踏破
天気に翻弄されたリレー登山の模様を報告します


【1班:8/15〜17】

DAY1・8/15

出発前からあやしい天候
北穂高岳からのルートより
少しでも可能性が高い
南岳からのルートに変更
霧雨の中、南岳小屋へ向かいます




南岳小屋に到着したものの
不安はつのる
明日、大キレットを歩けるのか



DAY2・8/16

予報通り天候は不良
早朝出発を見送り
南岳小屋で天気の回復を待つことに




大キレット横断ができるまで
天候が回復しました
8:30、南岳山荘を出発!




ガスに包まれた大キレット
おかげで高度感がないので
落ち着いて歩いていけそう




大キレット踏破!
北穂高岳山頂に無事着きました




北穂高岳小屋で祝勝会
半ばあきらめかけていただけに
安堵感でいっぱいです



DAY3・8/17

2日間の天気を巻き返すかのように




申し分なく晴れました




なんと
ブロッケン現象まで




昨日は何も見えなかった大キレットの全貌
飽きるまで見続けていたい




この流れ
2班につながれ!




【2班:8/18〜20】

DAY1・8/18

上高地で1班からバトンを受け取り
穂高入りした第2班
横尾に前泊して
大キレットに向けて出発です




涸沢まで登ってきました
気持ちはすでに北穂高へ




と思ったら
涸沢小屋でエネルギー補給&休憩
2班は
チョコチョコこういう場面が出てきます




もつ煮込みですっかり元気になりました
順調に北穂高岳登頂
この勢いのまま
明日の大キレットへ!



DAY2・8/19

起きてみると
まさかの雨
しかし回復の兆しはあります
出発を遅らせて様子をみましょう




8:30を過ぎても回復しません
1班はこの時間にスタートできたので
ちょっと焦ります
でも、タイムリミットのお昼まではまだ時間があります
焦らず待ちましょう




待った甲斐がありました
キレイに雲がとれてきました




岩も乾いてきたようです
行きましょう




大キレットが始まりました
核心部が次々と現れますが
練習通り、落ち着いて通過していきましょう




青い空、白い雲
やせた岩稜の縦走路は
まだまだ続く




壮大な景色も
満喫中




大キレットを
無事に渡りきり
南岳小屋まで来ました




朝はどうなるかと思ったけど
ギリギリまでチャンスを待ってよかった



DAY3・8/20

下山日の朝は
素晴らしい天気でした




南岳側から望む大キレット
昨日、必死で歩いてきた道が
朝日に照らされています




今朝は槍ヶ岳もくっきり




天候により槍ヶ岳までは行けなかったけど
氷河公園からこんなに美しい槍ヶ岳を見られただけでも十分
3班に望みをつなぎたいと思います




【3班:8/29〜8/31】

DAY1・8/29

3班が穂高入りしたのは
その10日後




2班と同じ
北穂高岳から大キレットを渡るため
本日は北穂高小屋まで登ります



 
北穂高岳は霧の中
う〜ん
3班もまた、明日の天気が微妙です 



DAY2・8/30

まやもや雨
3班もまた、チャレンジ当日に天気が崩れてしまいました
お昼までに回復するよう祈りましょう




昼前、ようやく雨が上がり
ただいま、岩が乾くのを待っています
早めにランチを済ませて
準備にかかりたいと思います




タイムリミットギリギリまで待って
出発




ガスは残っていますが
岩は乾いています




時々晴れ間が出て
視界が開けます
あの「大キレット」を歩いているんだな




長谷川ピークを通過




ギリギリで天候が回復してよかった
ありがとう




南岳小屋に着くまで
天気はもちました



DAY3・8/31

下山日の朝も雨で始まりました
南岳はまっしろです




晴れ間が出たり
ガスが出たり
結局、この日も天候は不安定




それが、梓川の河原まで下りてくるとこの天気
そろそろ9月だというのにこの暑さ
クールダウンで川に入っちゃおう





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岩場鎖場「古賀志山」 2017.8.26 レポート

2017年8月26日(土)


岩場鎖場1dayでは恒例となりました
古賀志山にやってきました




剱岳、不帰キレット、槍ヶ岳など
岩稜帯登山を予定しているメンバーのための
岩場トレーニングです




本日歩くのは東陵コース




さっそく長い鎖場が出てきました




あわてず、あせらず、落ち着いて
岩場鎖場を越えていく練習
自然の岩場なので、もちろん落石にも注意しながら




ドキドキしながら登りきると
素晴らしい眺めが広がっていました
ここで深呼吸して、さらに先へ




次の岩場が出てきました
少し慣れたのか
さっきよりは落ち着いて登れました




登りきると
またまた絶景




縦の登りが続いていましたが
ここでやっとトラバース




最後にハシゴ場を通過して




御嶽山の山頂へ




今日はかなり蒸し暑い
でも、気持ちのいい青空が広がっています




山頂からは
再び東陵コースを通って下山します




下りは登りよりも怖さが増します
安全を確保した状態で
足場の探し方、手の置き方、
バランスのとり方などを練習


古賀志山の岩場は、高度感があまりないので
落ち着いて岩場を歩く練習に適しています
難所通過を含む岩稜帯登山の前に
技術チェックのために登っておくといいでしょう
名物「古賀志コロボックル」にも会えますしね



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