穂高吊尾根 2021.8.18-20 レポート

2021年8月18日(水)-20(金)
穂高吊尾根


今年(2021年)の夏も
TRACEでは多数のガイドツアーを開催いたしました。
コロナの影響で2年越しのチャレンジもいくつかありました。
その晴れ舞台の数々は
TRACEのインスタグラムにてご覧いただくとして、
ここでは、そのうちの1つ
スタッフが同行させていただいた「穂高吊尾根」のレポートをお届けします。




<DAY1> 上高地ー岳沢小屋


縦走1日目は雨の河童橋から始まりました
ここは、今日の出発地であり
今回のチャンレンジの原点ともいえる場所

まだ登山を知らなかった頃
ここから仰ぎ見た吊尾根に一目惚れ
それが今日のチャレンジにつながりました




その吊尾根は雲の中
でも大丈夫
今回はもっと間近で見るのですから




1時間半ほど岳沢を登ってきました
振り向けば眼下に上高地
いつも上高地から見上げていた場所に立っている!
高鳴る気持ちがおさえられません




小雨降る中でしたが
調子よく岳沢小屋まで登ってきました




小屋のデッキでくつろいでいると
雨雲がみるみる消えていきました
明日の登頂に期待がふくらみます




さあ
しっかり食べて
しっかり寝て
明日に備えましょう




<DAY2> 岳沢小屋ー重太郎新道ー前穂高岳ー吊尾根ー奥穂高岳ー穂高岳山荘


素晴らしい朝
吊尾根に向けて出発です!




ハシゴも岩場も
軽快に登っていきます
後ろから見ていて
驚くほど安定した足どりです





カモシカの立場から見上げる稜線
朝日に照らされ
ピカピカ




さらに高度を上げて岳沢パノラマへ
視界がパーッと開け
元気もみなぎります




雷鳥広場あたりから
雲行きがあやしくなってきました




そして
前穂高岳の登頂は
雨の中となりました




紀美子平まで下りてくると
再び天候回復




クルクル変わる天気の中
吊尾根へ入っていきます




あこがれの吊尾根
あの日見上げた稜線を
今、自分の足で歩いている




そしてこれからは
ここから見た景色が
心のアルバムに刻まれていくのでしょう




奥穂高岳に着く頃には
雨も風も強まり
体温を奪っていくほどに
それなのに
今日はどうしちゃったんでしょ
魔法にかかったように
心も体も歓喜であふれています




穂高岳山荘に無事下山
笑顔のゴール





穂高からの贈り物
ダイヤモンド笠ヶ岳
登頂日のエンディングにふさわしい輝きでした




<DAY3> 穂高岳山荘ー涸沢ー上高地


最終日は
涸沢から上高地へ下山




今日も天気はめまぐるしく変化しています




涸沢まで下りてくると
昨日歩いた吊尾根が一望できました
心ゆくまで余韻にひたります




そして上高地にゴール
最後はやっぱり思い出の河童橋

感慨にふける姿を見守りながら
ガイドもスタッフももらい泣き
何度も「ありがとうございます」と言われたけど
お礼を言いたいのは
むしろこちらのほう
夢を叶える瞬間に立ち合わせてくれて
ありがとう



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