八ヶ岳・赤岳〜阿弥陀岳 2023.6.23-24 レポート

2023年6月23日(土)-24日(日)
岩稜実践「八ヶ岳・赤岳〜阿弥陀岳(真教寺尾根〜御小屋尾根)」


<DAY1・6/23>

今年の八ヶ岳・真教寺尾根は
リフトを利用して楽チンアプローチ
歩行約70分、標高約400m分
体力を温存してのスタートです




その前に
山頂ポストから記念ハガキを投函
サンメドウズ清里の演出
なかなか思い出深い幕開けになりました




さあ、登山の始まりです
ここから赤岳山頂まで
標高1000mの登り




苔の森の急登を登って
まずは牛首山(2,280m)へ




そこからさらに
花の登山道をせっせと登り




少しずつ
高度に体を慣らしていきます




森林限界を超え
真教寺尾根らしい
岩場の連続が始まりました




高い標高、高い段差
息が上がり、体も重くなってきたので
いっそう呼吸を意識しながら登っていきます




花はちょうど頃合い
虫の活動にはまだ早く
人間にとっては最高の時期




赤岳直下の分岐
この先も「花と岩」の世界が続く




そして
赤岳へ向けて
最後の難所越え




ここは
カラビナを掛け替えながら
慎重にトラバース




最後のハシゴでを登れば





赤岳山頂!
明日また登頂する予定なので
今日はすぐに下山開始




赤岳の下りはガレた急斜面
最後の核心を慎重に下って
宿泊先の山小屋へ




赤岳天望荘からのぞむサンセット
雲海にそびえる山は
明日登る阿弥陀岳




こちらは横岳
横岳の向こうには
大同心、硫黄岳が続く



そしてこちらは
富士山方面

明日は好天が期待できそう



<DAY2・6/24>


朝4時には
あたりが明るくなり
太陽が力強く昇ってきました




これほど素晴らしい朝は
言葉がなくなります




不思議なもので
自然はただそこに在るだけなのに
私たちは勝手に感動し一喜一憂する
でも、それが生きていることの
素晴らしさなんだろうとも思う




そして
それを確認したくて
山に登ってくるのかも




この旅2回目の赤岳山頂
昨日は真っ白で見えなかった景色を
ぐるりと堪能




文三郎尾根を慎重に下り
中岳へ
この道も絶景です




やっと
コマクサに会えました




過酷な場所で力強く咲くコマクサ
小さな花に
大きな力をもらって
前へ前へ




阿弥陀岳に続く
急登が見えてきました




晴れの休日
たくさんの登山者とすれ違いながら
山頂へ




最後のピーク
阿弥陀岳
登頂の達成感をたっぷりと味わいます




下山は御小屋尾根で美濃戸口へ
阿弥陀岳直下は急なガレ場でしたが




登山者が少なく
登頂の余韻に浸りながらの下山には
ぴったりのコースでした


先週の硫黄岳〜赤岳縦走ほど暑くなかったため、
体の負担は最小限におさえられたように感じます

とくに、2週続けての2500m超えでしたので
高所に弱い私でも、体調はすこぶる良く
高度順応ができているのを実感できました

2週連続で八ヶ岳の稜線を歩くというのは
スケジュール的に難しいかもしれませんが
高所対策としてはかなり有効でしたので
ご報告まで


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八ヶ岳・硫黄岳〜赤岳 2023.6.17-18 レポート

2023年6月17日(土)-18日(日)
岩稜実践「八ヶ岳・硫黄岳〜赤岳」


<DAY1・6/17>


ヤリホに向けたトレーニングとして
1泊2日で南八ヶ岳の稜線を歩きます




初日は足慣らし
オーレン小屋まで
2時間程度のトレッキング




昼にはオーレン小屋に到着
明日の登頂に向けて
のんびり過ごします




待ちに待った夕ご飯は
この中でいただきます



 
オーレン小屋名物「さくら鍋」
馬肉パワーで
明日も頑張れそう





<DAY2・6/18>


午前4時30分に小屋を出発
今日は長い1日になりそうです




夏沢峠からのぞむ朝日が
神々しい




爽やかな朝の空気の中
硫黄岳に向けて
登っていきます




雲海の上に浮かぶ
北アルプス、御嶽山、木曽駒ヶ岳…




この時期の八ヶ岳は
どこもお花畑
キバナシャクナゲに




ミツバオウレン




花に見とれつつも
一歩一歩足を進め
硫黄岳頂上が見えてきました




硫黄岳山頂です
大パノラマが広がり
南八ヶ岳も一望




硫黄岳山荘へ下り
装備をつけてから
横岳の岩場鎖場へ




ここからは
すれ違いラッシュ




狭い岩場を
登ったり下ったり
すれ違ったり




次々と現れる岩場鎖場と高山植物
足元の安全確認とお花観賞の繰り返しで
忙しいけれど、楽しい





念願のツクモグサにも
会えました!




赤岳周辺には
チョウノスケソウがいっぱい




予定よりかなり時間をかけて
赤岳山頂に到着
赤岳からの下りは文三郎尾根
この下山も緊張が続きました




最後は
行者小屋から南沢ルートで美野戸口へ
梅雨の晴れ間の天気に恵まれた2日間でしたが
気温が高く、日差しも強く、登山者も多く
心身の負担はだいぶ大きかったと思います

参加してくださったみなさま
暑い中、本当におつかれさまでした
長かったけど、
また一歩、槍ヶ岳が近づきましたね


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岩場鎖場「乾徳山」2023.6.3 レポート

2023年 6月3日(土)
岩場鎖場「乾徳山」



岩場鎖場入門の3回目「乾徳山」
今シーズンの「ヤリホ(槍ヶ岳・穂高)」に
向けた岩場鎖場の実践編です




昨日の台風の影響で林道が閉鎖になり
予定より長いコースで登ることに





出だしは
真っ白いガスの中





やがて青空に




高原ヒュッテで休憩中
遊びにきた鹿




長閑な森を抜け
扇平へと登る




この先は岩がちになります





ヘルメット、ハーネス&カラビナで
岩場鎖場を安全に通過





垂直の鳳岩は
ロープをつけて




登り切った先は
大絶景の乾徳山の山頂
パノラマ、青い空が迎えてくれました




岩場鎖場の実践編では
たくさんの課題がみつかります
山頂の爽快さを思い出しながら
本番に向けて
さらにスキルアップしていきましょう


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春のおでかけトレッキング「伊豆大島・三原山」 2023.5.21 レポート

 2023年5月21日(日)
春のおでかけトレッキング「伊豆大島・三原山」



春のおでかけトレッキングは船の旅
土曜の夜に東京・竹芝桟橋を出航




夜景を楽しみながら
ひと晩かけて
伊豆大島へ




翌朝6時、伊豆大島に到着
このあとホテルに移動して
一旦休憩します




温泉と食事で
パワー充電したら
三原山トレッキングへ!




ツバキの季節は終わり
5月のこの時期は
オオシマツツジが満開




豊かな植生の森を行くと




目の前が開けて
三原山が姿を現しました




溶岩と砂礫が
どこまでに広がる




幻想的で
大スケールのトレイル




天気がとても穏やかなので
三原山を仰ぎながら山ヨガをすることに




シャヴァーサナで横たわると
大地の温かさが伝わってきました
三原山のカルデラをイメージしたポーズも




ヨガで心身がゆるみ
山のように
ゆったりとした呼吸になりました
ここから山頂へ向かいます




山頂についたら
お鉢めぐり
噴火口を一周します




ところどころ
山肌から噴煙が上がっています




三原山は地下のマグマによって
今も膨張を続けているそうです
生きているんですね




海の向こうに見えるのは
伊豆七島の利島




三原神社にもお参り




被災を逃れた
パワースポットとして有名です




楽しいトレッキングも
あっという間




そろそろ島を去る時間です
帰りは高速ジェットで
わずか1時間45分の船旅



大スケールの自然を存分に味ったアイランドツアー
砂礫から伝わる地熱、大迫力の噴火口
大地のエネルギーが
今も体に残っています





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岩場鎖場入門「石裂山」2023.5.4 レポート

2023年5月4日(木祝)
岩場鎖場入門「石裂山」



夏のヤリホ(槍ヶ岳・穂高岳)に向けた
岩場トレーニングの第2弾
今回は鹿沼の岩場「石裂山」にて開催




加蘇山神社から入山
周回コースの分岐を石裂山方面へ




岩場鎖場にさしかかる前に装備をつけ
道具の使い方をおさらい




鎖場、ハシゴ場の直前で
歩行のポイント講習




それを踏まえて鎖場へ




安定したところに出たので
岩場の歩き方を再び講習




その後は長いハシゴ場の通過
槍ヶ岳を想定した練習もできました




石裂山は花の季節を迎えています
白色のイワカガミに




シロヤシオ




アカヤシオ等々
季節の彩りにワクワク




そして山の主との
ご対面にドキドキ



 
石裂山から月山へ
歩きごたえのあるコースを周回




下りも大きな段差やザレた斜面が続くので
講習を入れながら進みます

次回3回目は
より実践的な内容になります
ヤリホ!に向けて
少しずつ苦手を克服していきましょう



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