不帰キレット 2017.9.20-22 レポート
DAY1・9/20(水)
猿倉〜白馬鑓温泉
旅の起点
白馬・猿倉
低気圧の影響で
9月上旬だった出発が2週間延期となり
山はすっかり色づく季節に
それはむしろうれしい誤算
まさか
紅葉越しの白馬三山が見られるとは
天気といえば
今晩から明朝にかけて稜線が荒れるとの予報
そこで本日は、稜線に上がらないコースに急きょ変更
あの斜面に建つ白馬鑓温泉小屋が
本日のゴール地になりました
鑓温泉まで
落石に注意しながらガレ場を進みます
沢もいくつか横断し
ラスト20分から
度肝を抜く急登
4時間くらいしか歩いていませんが
ヘトヘトです
それでも頑張れるのは
お花のおかげ
この時期まで雪渓が残るこの場所では
初夏のように高山植物が広がっています
ゴウゴウと湯気のたつ川が見えたら
白馬鑓温泉小屋です
私たちは
安心安全の内風呂へGO!
標高2100mの天然温泉
とってもあったかいです
ありがたいです
小屋到着直後から降り出した雨
明日のお天気が気になるな…
DAY1・9/21(木)
白馬鑓温泉〜唐松岳
無事だった…
台風クラスの風雨が小屋を襲い
屋根が吹き飛ぶか、小屋が崩れるか
ドキドキヒヤヒヤで過ごした一夜
それがうそのように
今朝は穏やかに晴れています
稜線には風が残っているようなので
出発を少し遅らせ
不帰キレットを目指します
高度を上げるにつれ
霧と風が出てきました
でも、こんな日は
ひょっとしたら
ひょっとするかも
いた〜
雷鳥3羽、わかりますか?
雷鳥に元気をもらったものの
稜線付近の強風にめげそうなメンバー
しかし
それも15分足らずのことでした
天候はみるみる回復し
じゃーん
このとおり!
修繕中の天狗岳山荘に着く頃には
すっかり青空
ガスって見えなかった白馬鑓も
背後にくっきり見えています
稜線に登り返すと
剱岳の山頂が顔を出していました
わ〜テンション上がる
その先の天狗尾根は
ポカポカるんるんの稜線散歩
さっきまでの厳しさを体が覚えているせいか
この穏やかさがホント有り難くって…
「天狗の頭」を越えると
不帰キレットの入り口
ガレ場の急斜面
「天狗の大下り」
コルまで下って
不帰キレット第1峰へ
ちょっと緊張してきた〜
ドキドキしながらも
1峰までは
難なく来られました
さあ
核心部はこの先です
空中にかけられた
ハシゴを渡り
斜度のある岩場を
ぐんぐん登り
バランスをとりながら
この岩場を回りこめば
2峰南峰です
無我夢中で歩いてきた
1峰からの道を振り返ります
気持ちをリセットして
ラストの3峰へ
3峰は巻き道で危険箇所はほとんどありませんが
最後は結構な登りです
そして、ようやく
不帰キレットの終点
唐松岳山頂が見えてきました
ゴォォール!
2年前には、爺ヶ岳からここまで歩き
今回、その先がつながりました
この日見た夕焼けは格別でした
無事歩ききった達成感と安堵感
今ここでしか体験できない美しさ
DAY3・9/22(金)
唐松岳〜八方
最終日の夜明けも
美しい光と雲で彩られました
昨日歩いてきた
不帰キレット、唐松岳も赤く染まっています
これほど完璧なご来光は久しぶり
すべてに、ありがとう
9月下旬、標高2600mの稜線
冬がすぐそこまで来ています
ピカピカの空の下
雲海を楽しみつつ下山
あまりにも雲海がキレイだったので
特等席で見せていただくことに
いつまでも
この景色の中にいたいけど
下りるからこそ
ここが特別な場所になることも知っている
今朝のチングルマは
ふっさふさ
ほんの3日で
さらに季節が進んだようです
ダケカンバの森にも
赤色の割合が増えてきています
うっすらと紅葉が始まった八方池も
少しすれば真っ赤に萌え
やがて白銀の世界へと変わるのでしょう
刻々と姿を変えるから
山は美しくもあり厳しくもあるのです
TRACEの夏山プログラムは
この不帰キレットをもって終了となりました
気持ちは、もう秋山
紅葉の山でまたお会いしましょう!
Copyright © TRACE All Rights Reserved.
猿倉〜白馬鑓温泉
旅の起点
白馬・猿倉
低気圧の影響で
9月上旬だった出発が2週間延期となり
山はすっかり色づく季節に
それはむしろうれしい誤算
まさか
紅葉越しの白馬三山が見られるとは
天気といえば
今晩から明朝にかけて稜線が荒れるとの予報
そこで本日は、稜線に上がらないコースに急きょ変更
あの斜面に建つ白馬鑓温泉小屋が
本日のゴール地になりました
鑓温泉まで
落石に注意しながらガレ場を進みます
沢もいくつか横断し
ラスト20分から
度肝を抜く急登
4時間くらいしか歩いていませんが
ヘトヘトです
それでも頑張れるのは
お花のおかげ
この時期まで雪渓が残るこの場所では
初夏のように高山植物が広がっています
ゴウゴウと湯気のたつ川が見えたら
白馬鑓温泉小屋です
私たちは
安心安全の内風呂へGO!
標高2100mの天然温泉
とってもあったかいです
ありがたいです
小屋到着直後から降り出した雨
明日のお天気が気になるな…
DAY1・9/21(木)
白馬鑓温泉〜唐松岳
無事だった…
台風クラスの風雨が小屋を襲い
屋根が吹き飛ぶか、小屋が崩れるか
ドキドキヒヤヒヤで過ごした一夜
それがうそのように
今朝は穏やかに晴れています
稜線には風が残っているようなので
出発を少し遅らせ
不帰キレットを目指します
高度を上げるにつれ
霧と風が出てきました
でも、こんな日は
ひょっとしたら
ひょっとするかも
いた〜
雷鳥3羽、わかりますか?
雷鳥に元気をもらったものの
稜線付近の強風にめげそうなメンバー
しかし
それも15分足らずのことでした
天候はみるみる回復し
じゃーん
このとおり!
修繕中の天狗岳山荘に着く頃には
すっかり青空
ガスって見えなかった白馬鑓も
背後にくっきり見えています
稜線に登り返すと
剱岳の山頂が顔を出していました
わ〜テンション上がる
その先の天狗尾根は
ポカポカるんるんの稜線散歩
さっきまでの厳しさを体が覚えているせいか
この穏やかさがホント有り難くって…
「天狗の頭」を越えると
不帰キレットの入り口
ガレ場の急斜面
「天狗の大下り」
コルまで下って
不帰キレット第1峰へ
ちょっと緊張してきた〜
ドキドキしながらも
1峰までは
難なく来られました
さあ
核心部はこの先です
空中にかけられた
ハシゴを渡り
斜度のある岩場を
ぐんぐん登り
バランスをとりながら
この岩場を回りこめば
2峰南峰です
無我夢中で歩いてきた
1峰からの道を振り返ります
気持ちをリセットして
ラストの3峰へ
3峰は巻き道で危険箇所はほとんどありませんが
最後は結構な登りです
そして、ようやく
不帰キレットの終点
唐松岳山頂が見えてきました
ゴォォール!
2年前には、爺ヶ岳からここまで歩き
今回、その先がつながりました
この日見た夕焼けは格別でした
無事歩ききった達成感と安堵感
今ここでしか体験できない美しさ
DAY3・9/22(金)
唐松岳〜八方
最終日の夜明けも
美しい光と雲で彩られました
昨日歩いてきた
不帰キレット、唐松岳も赤く染まっています
これほど完璧なご来光は久しぶり
すべてに、ありがとう
9月下旬、標高2600mの稜線
冬がすぐそこまで来ています
ピカピカの空の下
雲海を楽しみつつ下山
あまりにも雲海がキレイだったので
特等席で見せていただくことに
いつまでも
この景色の中にいたいけど
下りるからこそ
ここが特別な場所になることも知っている
今朝のチングルマは
ふっさふさ
ほんの3日で
さらに季節が進んだようです
ダケカンバの森にも
赤色の割合が増えてきています
うっすらと紅葉が始まった八方池も
少しすれば真っ赤に萌え
やがて白銀の世界へと変わるのでしょう
刻々と姿を変えるから
山は美しくもあり厳しくもあるのです
TRACEの夏山プログラムは
この不帰キレットをもって終了となりました
気持ちは、もう秋山
紅葉の山でまたお会いしましょう!
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